それは秘密の方がいい(渡海奈穂)のあらすじと感想|高校生同士の甘酸っぱい恋愛

それは秘密の方がいい(渡海奈穂)のあらすじと感想|高校生同士の甘酸っぱい恋愛

「それは秘密の方がいい(渡海奈穂)」とは

「それは秘密の方がいい」は著者の渡海奈穂先生が2020年に執筆した高校生同士の甘酸っぱい恋愛小説です。

こんな人におすすめ
  • 高校生同士の甘酸っぱい恋愛が好き
  • ツンデレな受けが好き
  • いじめっこ気質な攻めが好き

渡海奈穂先生といえば、数々の有名作品を執筆している方ですが、今回も一筋縄ではいかないような捻くれたキャラクターで読み応え抜群です!

今回は「それは秘密の方がいい」について語っていきます!




「それは秘密の方がいい」のあらすじと登場人物

あらすじ
クラスメイトの伊沢が、自分の元カノとキスしているところを目撃してしまった真宮。
勉強も運動もできて性格もいい人気者の伊沢を、勉強しか出来ない地味な真宮は逆恨みしていた。

そこでキス画像をタテに脅迫してやろうと思い立つ。
ところが伊沢は「困った」と口では言いながら妙に楽しそう。

伊沢に嫌な思いをさせたくて見当違いの努力を続ける真宮だが、距離が縮まるにつれて彼を嫌うことが難しくなっていき……?

主人公は真宮博文という高校生の視点で物語は進みます。
冒頭から真宮が「(同級生の)伊沢が嫌いだ、一泡吹かせてやりたい・・・!」と考え、自分の元カノとキスした写真をたてに伊沢を脅します。
しかし真宮の想像と裏腹に、伊沢はすんなりと脅しに従います。

そこから奇妙な主従関係ができ、二人の距離は縮まっていくのですが・・・という感じの物語です。
最初から唐突に物語が動きますが、だんだんと二人の距離が縮まっていき、いちゃいちゃし出すのでお楽しみに♡

登場人物

基本的に以下の二人の視点で話は進みます。モブはほんの数人くらい。

・真宮博文(まみやひろふみ):とある理由から根暗で前髪を長く伸ばしている。秀才。伊沢のことを妬んでいる。

・伊沢春紀(いさわはるき):バレー部のエース。クラスの人気者。とある理由から、真宮から脅されている。




「それは秘密の方がいい」の感想(ネタバレあり)

いやもう二人とも可愛い!挿絵も素晴らしい!

いやもうかわいい!!!その感想に尽きる作品でした。
元々、渡海奈穂先生の作品が全部好きなんですが今回もたまらなくいいカップルでした。

まずは挿絵が南月ゆう先生というところがたまらなく最高です!
素晴らしく綺麗な絵だし、メインカップル二人のキャラクターが自分の好みドンピシャなので、挿絵が入る度に「あーーーーもっと挿絵みたいーーーー!」と思うほどでした。

これ読者あるあると思うのですが、挿絵の良し悪しで読むテンションって変わったりしませんか?
「それは秘密の方がいい」はその点では完璧です!!
読みながら「えーーこんな表情してたの?かわいすぎん?」という感じでキュンキュンしました。

南月ゆう先生ファンの方は挿絵を見るだけでもおすすめですよー!

伊沢、捻くれすぎじゃない?

受けの真宮は可愛くて純粋でとても好きだったんですが、攻めの伊沢の性格がなんとも捻くれすぎてました。
好きな子はいじめたいと言う話は聞きますが、泣き顔が好きって・・・最初が体育館って・・・。

しかも伊沢が小学生の頃にいじめていた萌路ちゃんに再会した話では、彼女に非常に怯えられていて、やばい男度がMAXで思わず笑いました。
まあ全て伊沢が悪かったですね。

最終的に真宮くんは好きだから全部受け入れる、という感じで心の広い青年でしたが、普通の女だったらみんな嫌だと思う。
個人的には絶対付き合いたくない攻めでした。

あと気になったのが、もう少し片思いの状態でもだもだしていただけたら嬉しいなーと。
片思いの状態が長く続けば続くほど萌え度がMAXになるので、先生、ぜひ次作はもっと片思いを長く続けたカップルを書いていただきたいです。(おそらく需要があるのは私だけ)




まとめ

基本的に渡海奈穂先生の作品は迷わず買うくらいファンなのですが、今回も好みな作風で面白かったです!
先生が書くキャラクターは一筋縄じゃいかない人ばかりなので好きなんですよね・・・。

いずれ先生への愛を語る記事でも書こうと思います。

まだ未読の方はぜひ読んでみてくださいね!