運命かもしれない恋(渡海奈穂)のあらすじと感想|何度でも一目惚れする運命の恋

運命かもしれない恋(渡海奈穂)のあらすじと感想|何度でも一目惚れする運命の恋

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「運命かもしれない恋(渡海奈穂)」とは

「運命かもしれない恋」は、著者の渡海奈穂が書いた元同級生同士の運命的な恋の物語です。
2015年に出版されていて、1巻だけで完結するお話です。

こんな人におすすめ
  • お互いがずっと一途
  • いちゃいちゃが読みたい
  • 元同級生同士の恋

残念ながら電子書籍はなく、かつ絶版状態なので中古で手に入れることをおすすめします。
でもめちゃくちゃ萌えるので、ぜひいろんな人に読んでほしいです。

今回は「運命かもしれない恋」について感想を語っていきたいと思います!

渡海奈穂さんの他作品

ちなみに、渡海奈穂さんの「それは秘密の方がいい」もおすすめです。以下で語っていますので合わせてご覧ください。

それは秘密の方がいい(渡海奈穂)のあらすじと感想|高校生同士の甘酸っぱい恋愛
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「運命かもしれない恋」のあらすじ・登場人物

あらすじ
深夜まで営業しているそのカレー屋に、不本意ながらも足繁く通っている古平。
味は世界一好みだし、店主の名久井は高校時代の後輩だ。

では何が不本意なのかというと、かつて名久井を女の子と間違えて一目惚れし、告白した過去があるからだ。
あの頃、男と知った後も名久井といると変な気分になった。

十年ぶりに再会した今でも、名久井の顔を見ると胸がざわつく。けれど名久井の薬指には結婚指輪がはまっていて…?

先ほども言いましたが、今作は元同級生同士の恋愛物語です。初めに言っておきますが、ハッピーエンドなのでご安心ください。

主人公の古平は、元々惚れっぽく、好きになった人に対してはすぐにアプローチするような男です。
ある時仕事の休憩中に、同僚に連れられたカレー屋に行くのですが、そこの店主が高校生の時の友人、名久井でした。

高校生の頃、名久井を女性だと勘違いしてアプローチしていたこともあって、古平は再会した時苦い想いを抱えていましたが、カレーが美味さに負けて彼の店に通うようになります。

通っているうちに彼と過ごした高校時代を思い出すようになり、二人の距離が縮んでいきます。
このだんだん近づいていく二人が超絶かわいいので、本当に読んでると萌えるお話です。

ちなみに大体200ページくらいなので、寝る前の軽い読書におすすめですよ〜

登場人物

古平(こひら):設備設計の仕事をしている。
名久井(なくい):カレー屋の店主。数年前に奥さんが他界



「運命かもしれない恋」の感想(ネタバレあり)

一途さが尊すぎて拝みたくなる…

私は本当に渡海奈穂先生の大ファンなんですが、この作品もめっちゃかわいくて面白かったです!

主人公の古平が、幼稚園・小学生・高校生、と名久井に毎回一目惚れしているところが可愛すぎました…

名久井は親の事情で毎回名前が違っていて、古平は彼と再会するまで全部同一人物だと気づかなかったわけですが、どんだけ名久井の顔が好みなんや!と心の中で突っ込んでました。
いや全部可愛いのでその設定もすごくよかったです。

そして後々、名久井のほうもずっと古平に片想いしていたことを告白をするんですが、これもすっごく可愛い!

名久井は女性と間違われるくらい顔立ちが整っていて、子供の頃が色々と苦労していたみたいで高校生時代のエピソードはなんともかわいそうでした。
だけど古平が、名久井が同級生に絡まれているところを手助けしてくれたところはとてもよかったです。
個人的にはもっと早く助けようよ…と思ったのですが、一回見ないふりをするのは思春期特有のやつだなあと。

結果的に二人とも両片思いの状態で、大人になって再会して、ちょっとしたきっかけでくっつくことができました。
既に高校生の時も両片思いの状態でしたが、たぶんその時じゃなくて大人になって心の整理がついてから、くっついて良かったんだろうなと思います。

学生の時だったら不安定でお互いの気持ちが伝わらなくて、すれ違ってそうですし。

ちなみにベッドシーンもきちんとあります。萌え萌えすぎて何度も読めるタイプです。

カレー屋をやっていた理由

古平と疎遠になっていた名久井は、いつの日か彼と再会できることを夢見て、亡き奥さんの義父の店を継ぎました。
さて何をやろうかと考えていたところ、高校生の頃、家庭科で名久井が作ったカレーを古平が美味しいといって食べていたのを思い出しました。

古平の好物を作っていればいつか彼と会えるかもしれない、と考えた名久井はカレー屋をはじめます。

ほんとにこの語りシーンが好きで堪らなかったです。古平が名久井から離れていきたいのを察して距離をとっていたんですが、やっぱりもう一度でも再会したくてカレーを作りはじめたなんて、女性も真っ青な献身ぶりです。

これもし好きな人から打ち明けられてたら、私だったら瞬殺ですね…それくらい殺傷力が高いエピソードで、とても萌えました!!!

イラストが草間さかえさん

なんといっても、表紙と挿絵が草間さかえさんという、神絵師が担当しているのが素晴らしかったです!
特に古平の人物イラストがめっちゃかっこよくて、私のタイプでした。

bl小説って最初の1ページ目にカラーイラストが掲載されていますが、今回は二人がくっついて寝てるシーンです。
まじで可愛いので全世界の人間が見てほしいくらいです。

草間さかえさんといえば、ジョシュラニヨンの「フェアゲームシリーズ」でも挿絵を担当しています。
そちらもめっちゃかっこいい大人の男性のイラストがのっているので、ぜひ見てみてください!


フェア・ゲームシリーズ(ジョシュ・ラニヨン)の読む順番一覧|FBI捜査官の恋
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まとめ

人の心は移ろいやすいので一途っていうのはファンタジーだと思っていましたが、彼らみたいな一途さをみてしまうとどうも憧れてしまいます。

もし私の周りでこんな純愛があったら、お金払うので遠くで見守らせてほしいなあ・・・

絶版になってるのは悲しいですが、ぜひ中古で手に入れてでも読んでほしい作品です。

以下では他にも名作のBL小説をご紹介していますので、ぜひご参考ください!

【名作】BL小説おすすめ15選|初心者の方にもおすすめの隠れた名作をご紹介
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